漢方の大家、山田光胤(てるたね)先生が、2021年10/10に97歳でお亡くなられました。
山田先生は、昭和の漢方大家 大塚敬節(よしのり)先生らが創立された日本最初の漢方医療施設 中将湯診療所(現 金匱会(きんきかい)診療所)に勤務され、晩年は名誉所長・理事長をつとめておられました。
(現在は、ご子息 山田享弘(たかひろ)先生が所長を継がれています)
私は大塚・山田系漢方門下の一人(山田光胤先生の孫弟子、山田享弘先生の弟子)として、正統派漢方に触れる機会を得、過ごさせていただいております。
また師のすすめもあり、大塚敬節先生や山田光胤先生のたくさんのご著書のみならず、「昭和~大正~明治~江戸時代」に生きた先哲名医たちの漢方医書や中国の古医書を、ほぼ5年かけ、そのほとんどを拝読させていただきました。
その経験が、今の私の漢方診療や講演・執筆を行う土台となっています。
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写真は、2017年10月の「金匱会診療所創立60周年の祝賀会」に参加させていただいた時のものです。
山田光胤先生は前列中央におられ、私は後列左端に同席させていただきました。
また下の一筆は、2014年6月 先生の「卒寿を祝う会」で、ご著書の裏表紙にいただきましたものです。