・煎じ薬の作り方の手順を説明いたします。
(1) まず、お薬1日分の袋を破いて、中身を出します。
(2) やかんなどの容器(土瓶、ホーロー鍋など)にお薬の中身を開けます。
(3) やかんに、コップ3杯分の水を入れます。コップ1杯の水の量を200mLとしますと、600mL程度を必要とします。
(4) 弱火で40分間煎じると、水の量はおおよそ半分(300 mL)になります。
(5) 火からおろし、お薬のかすを除きます。
(6) 薬湯1日分(300 mL)をコップに分けて、服用します。
・1日2回内服の方は、1回150mLになります。
・1日3回内服の方は、1回100mLになります。
『冷え症を治す!(原田智浩著 現代書林)より』
・注意点
1.膠飴(こうい)は、(5)の薬のかすを除いてから薬湯に混ぜて溶かしてください。
2.生薬は高温、多湿の状態でカビや虫がつくことがありますので、湿度の低い涼しい場所にビニール袋に入れて保管して下さい。冷蔵庫などは最適です。
3.砂糖やジュースと一緒に飲まない方が適当です。
4.お薬が冷めてしまった時は、電子レンジなどで温めなおしましょう。